今年度は4億6138万円/自動車税
県宮古事務所 納期内納付を呼び掛け
県宮古事務所(稲福具実所長)は18日に会見を開き、5月31日が納付期限となっている自動車税について、納期内納付を呼び掛けた。また、2018年度の同事務所管内における対象台数は1万3620件となり前年度比で845件増加。それに伴い税額も4億6138万4000円となり、同比3360万8000円増加となった。
17年度の納期内納付率は、前年度比3・7増の87・4%。2年連続で過去最高記録を更新したほか、県平均(86・6%)と全国平均(82・4%)をいずれも上回っている。
18年度の自動車税の収入率は99・9%、滞納繰越は18・6%で、合計では前年度比で0・2増の99・7%となっている。
会見で稲福所長は「18年度県税歳入予算額のうち自動車税は11・6%を占める重要な財源。宮古地区は年々納税者の意識も高くなって納期内納付率も高くなっている」と述べた。
さらに「納期内納付率の上昇は滞納件数の圧縮につながり、督促状などに係る費用負担も軽減される。滞納件数の減少は個別事情に応じたきめ細かい対応も可能になり、結果として最終的な自動車税収入率の向上につながっている」と分析し、納期内納付への理解と協力を呼び掛けた。
納付期間中、同事務所ではコンビニなどに5月が自動車税納付月であることをPRする「のぼり」を設置するほか、市内の「宮古島まもる君」に納付を呼び掛けるたすきが付けて協力を呼び掛けるとしている。
そのほか、件数が前年度に比べて845件も増えていることについて、同事務所では「以前は軽自動車への乗り換えが目立ったが、ここ数年は自動車税の件数が右肩上がりで増えている。燃費が良くなったことやレンタカーの伸びなども影響しているようだ」と分析した。