伊良部に格安ホテル建設へ
4階建24室、19年6月完成予定
仙台市の深松組
【那覇支社】仙台市で土木建築業や不動産業を営む深松組(深松努社長)が、伊良部に低価格ホテルと賃貸マンションの建設を計画していることが19日までに分かった。建設予定地(860坪)は購入済みで、マンションは2019年3月、ホテルは同年6月の完成を目指す。
伊良部に建設するホテルは4階建の24室で、9月中の着工を予定。マンションは32戸で6月着工を見込んでいる。同社は下地島空港の開港などに合わせて、さらなる観光客の増加を見込み、宿泊施設不足や住居不足解消を目的とし建設を計画した。
同社はこれまでにも、伊良部のヴィラタイプの宿泊施設「ヴィラブリゾート(全6棟)」と、今帰仁村の古民家風の宿泊施設「HOMANN CONCEPT沖縄今帰仁(全10棟)」を所有。仙台の旅行業者「たびのレシピ」に委託し、運営している。また、観光クルーズ船「モンブラン」(総㌧数619㌧)も購入。運航会社の「はやて」はたびのレシピの完全子会社となり、社員を継続雇用して地元宮古島で事業を続けている。
深松社長は「東北大震災の際に沖縄の方々から多くの支援を受けた恩返しの気持ちと、宮古島と東北の懸け橋になりたい」と意気込みを話した。