「チーム沖縄」と会談/来沖の菅官房長官
【那覇支社】来沖した菅義偉官房長官は20日、県内の保守系9市長でつくる「チーム沖縄」(会長・下地敏彦宮古島市長)と那覇市のザ・ナハテラスで会談した。
菅長官との会談後、下地市長は「沖縄経済について、みんなの意見を聞いてしっかり対応したいということだった。特に、インバウンド(訪日外国人旅行)は、沖縄はもっと増えていくだろうと。それに対応した基盤整備をしっかりしなければならないと話していた」と語った。
また、「普天間(西普天間住宅地区)と浦添(牧港補給地区)の米軍返還地が整地されているのを見て、すごく大きな土地なんだという(感想)と、跡地利用をしっかりやらないとならないという話だった」と語った。
秋の知事選については「特になかった。いま選考委員会が人選を対応しているので、しっかりした人にやってほしいという程度だった」と説明した。
今年に入り、南城市以外の市長選で保守系候補者が当選していることには、「チーム沖縄で一致協力してやったことは、とても心強い思いがしたという話があった」と述べた。
下地市長によると、菅長官と「チーム沖縄」との会談では、出席した市長からの個別の要請は行われなかったという。
中山義隆石垣市長は、「これから沖縄はもっと伸びますよという前向きな話だった」と語った。
また、菅長官は同日夜、那覇市内で行われた安慶田光男前副知事が主催する懇談会にも参加。出席者によると、「沖縄経済振興に対して要請も受けているし、しっかりやる。特に観光と地域の経済振興に力を入れたい」と述べたという。