平良中 男女のダブルス制す/県中学生卓球
宮國悠乃は2冠達成/7月の中体連向け弾み
卓球の第35回県中学生大会が19、20両日、豊見城市民体育館で行われ、男子ダブルスは平良の本村葵・兼島幸祐組が優勝、女子ダブルスも平良の宮國悠乃・砂川風子組が制した。女子の宮國はシングルスも勝ってこの大会2冠を達成。男子シングルスでは本村と牧志侑武が3位に入賞した。男子メンバーは、団体4連覇を懸ける7月の県中体連に向けて弾みを付けた。
男子ダブルスで過去2大会連続準優勝の本村・兼島組は念願の頂点に。準決勝は2セットを連取されながらも逆転勝ちに成功し、フルセットまでもつれた決勝は気迫で制して見せた。
本村はシングルスでも活躍。牧志とともに準決勝まで駒を進めたが、決勝進出はならなかった。
一方、女子の宮國・砂川組は安定感抜群のプレーが光った。準決勝、決勝ともに対戦相手をストレートで下して優勝した。宮國はシングルスでも快勝した。
平良中卓球部主将の本村は「ダブルスの決勝は、相手のペースに巻き込まれないようにプレーした。勝ち切れて良かった」と喜びを話した。ただ、「シングルスを取れなかったのが本当に悔しい。県の中体連では団体戦で4連覇し、シングルスも取りたい」と明確な目標を語った。
女子宮國は「前回悔しい思いをしていたので優勝したかった。しっかり攻め切れた」と自身のプレーに合格点を与え、「中体連も優勝して九州大会に進み、上位に入って全国大会に出場したい」と意気込んだ。
平良中のメンバーは21日に帰島し、空港で父母らから盛大な祝福を受けた。
父母を代表して牧志広美さんが「それぞれ自分の目標に向かって頑張った大会だと思う」とたたえ、「夏の大会(中体連)の連覇は簡単にはいかない。7月までしっかり練習し、達成してほしい」と期待した。