上野皮切りに種まき/11年産葉タバコ
5億5000万円の達成目指す
宮古地区の2011年産葉タバコの種まきが3日、上野を皮切りに始まった。地区全体の耕作者は165人で、耕作面積は644㌶。上野では5億5000万円の販売額達成を目指す。
上野の播種式は、豊原の育苗施設で行われ、農家やJA、市の関係者が集い豊作を祈願した。
たばこ耕作組合上野支部の大田彰支部長は「反収235㌔、平均キロ単価2000円を目指して栽培管理を徹底し、上野の目標5億5000万円を達成しよう」とあいさつした。
岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長は「宮古地区の10年産葉タバコは、豊作となった。上野地区も10㌃当たり生産額やキロ単価が他地区を上回る素晴らしい実績を上げた。これは皆さんの徹底した肥培管理の賜」と努力をたたえた。
平良哲則市農林水産部長は、たぼこが値上げされ厳しさが増す中で、宮古は品質で勝負するよう激励。
砂川栄一県たばこ耕作耕作組合長は日本一の産地にするよう農家個々の努力を促した。
育苗施設には、育苗用の土を盛ったガーデン板がずらり。大田支部長や岡村本部長らが豊作を祈願しながら、砂に混ぜた種をまいた。
葉タバコは、育苗を経て1月下旬から植え付けを行い、3月下旬から収穫が始まる。
地区別の耕作面積と農家数は平良86㌶(25人)、城辺227㌶(47人)、下地145㌶(37人)、上野121㌶(31人)、伊良部42㌶(15人)、多良間23㌶(10人)となっている。