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社会・全般
2018年6月7日(木)8:57

初婚件数が減少傾向

「婚姻と離婚の動向」発表/南西地域産業活性化センター

 【那覇支社】一般財団法人南西地域産業活性化センターは4日、「沖縄県における婚姻と離婚の動向」について発表した。夫と妻がともに初婚である婚姻件数の減少傾向が続いているほか、全体の婚姻件数が緩やかに減る一方で、離婚件数は横ばいを維持していることが分かった。

 発表によると、2016年の婚姻件数は8464組。20~30代の人口が減少している影響で、13年ごろから減少傾向にある。

 このうち、夫と妻がともに初婚なのは5820組で、夫と妻の片方または双方が再婚なのは2644組。初婚件数は2000年ごろから減る傾向が続いているのに対し、再婚件数は1990年代後半~2000年代に増えた水準を保っているという。

 再婚件数の内訳は、「夫が再婚」999組、「夫と妻がともに再婚」956組、「妻が再婚」689組となった。

 離婚件数は3700組で、これまで最多だった01年の3902組よりは少ないものの、高い状態を続けている。

 
 国際結婚の割合は4・6%で、東京都(5・1%)、愛知県(5・1%)、岐阜県(4・7%)に次いで全国4位。他府県では「夫が日本人で妻が外国人」の割合が高いのに対し、沖縄は「夫が外国人で妻が日本人」が約8割を占めた。

 同センターでは、「愛知県や岐阜県で国際結婚の割合が高いのは、自動車工場が多く、若い女性の外国人労働者が多数いることが影響している。沖縄で夫が外国人の国際結婚が多いのは、在日米軍基地が要因」と分析している。


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