共犯視野に捜査本部設置/平良アパート殺人事件
宮古島署 容疑者を送検
平良西里のアパートの室内から男性(63)の遺体が発見された事件で、宮古島署は殺人事件と断定し12日、前花勝彦署長を本部長とする捜査本部を設置したと発表した。動機や共犯者の有無などを視野に、事件の全容解明向け捜査を進めている。同署は同日、殺人容疑で逮捕した砂川新容疑者(45)=平良西里=を那覇地方検察庁平良支部に送検した。
捜査本部は前花署長以下78人体制で、砂川容疑者を逮捕した10日に設置した。
同事件は6日、平良西里のアパートの室内から男性(63)の遺体が発見された。
男性は死後約1カ月経っていると見られ一部白骨化していた。
司法解剖の結果、目の上や左右の肋骨が複数本折れており、警察は男性が事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査を始めた。
警察はアパートの借り主で、死亡した男性の飲み友達の砂川容疑者が何らかの方法で男性に暴行を加え死亡させたとして行方を追っていた。
砂川容疑者周辺の関係者から「男を見た」との通報を受けた警察が10日、潜んでいたと見られる平良のアパートの玄関先で砂川容疑者を逮捕した。
警察は、同容疑者の認否を明らかにしていない。