子牛、前月比5万円安/6月期肉用牛競り
上半期販売額は2億円減
JAおきなわ宮古家畜市場の2018年6月期肉用牛競りが18日開かれ、子牛1頭平均価格は前月比5万3888円安の66万5801円だった。今年競りの最安値。成牛を含む18年上半期の販売額は約16億9500万円で、前年と比べて2億円ほど少ない。
6月期競りへの子牛上場頭数は354頭。1頭を除いて競り落とされた。平均体重は276㌔だった。
性別の平均価格は去勢が71万9023円で前月比7万1673円安と大きく下げたが、70万円台はキープした。雌は同比3万2766円安の56万7714円。
平均キロ単価は2415円だった。性別は去勢が前月比309円安の2547円、雌が同比153円安の2154円となった。
JAによると、子牛価格は全国的に下げている。毎年この時期は子牛の値が下がることや、枝肉価格の落ち込みなどが要因とみられる。ただ、JAは「今の価格も決して安くはない」としており、良い牛は安定して高い値で競り落とされていることも強調した。
子牛価格は2年前の16年に高騰。年間1頭平均価格は同市場史上初めて70万円台を付けた。17年から緩やかに下げているが、今でも去勢牛は平均70万円台で売れている。子牛の高値取引は維持されたままだ。