20年度に県に予算要求へ/腰原39号線
交通量増加へ対応
平良腰原の宮古地区トラック事業協同組合から宮古空港方面に向かう市道の整備計画について下地康教建設部長は19日、「2019年度の概算要求は済んでいるので今後、県と調整を進めながら20年度に新規要望したい」との見解を示した。
同日の市議会6月定例会一般質問で新里匠市議は「この道路は、アクセス数が多いにもかかわらず狭くて危険」とし、市に整備の必要性を訴えた。
これに対して、下地部長は「この道路は市道腰原39号線で現在、整備計画はないが、21年4月に市総合庁舎(市消防本部の北側に建設)が供用開始の予定であること。また、JTAドーム宮古島も供用開始され、さらに大規模集客施設の建設計画もあることから、今後、交通量も増え、利用頻度も増すと考えている」との見解を示し、拡幅に向けた作業を今後、進めていくとの見解を示した。
市の前向き答弁を受けて新里市議は「今後、サンエーの大きな集客施設もできる。(拡幅により)市民の利便性も増すと思うので整備を進めてほしい」と求めた。
整備に向けて、下地部長は「この道路の長さは約100㍍で、現在の幅員は4㍍。今後の拡幅計画では対面交通を可能にし、道路には中央線と歩道も設けたいと思っている」と説明した。