下地島空港2次交通確保へ/市議会一般質問
アクセス調査事業を実施
市がターミナル供用開始向け
来年3月に供用開始を予定している下地島空港ターミナルの2次交通確保に向け、市は今年度予算で同空港観光アクセス調査事業費用を計上し、調査を実施することが21日に行われた市議会6月定例会の一般質問で分かった。上地廣敏氏の質問に答えた。
下地島空港旅客ターミナル施設整備事業は三菱地所により進められており、2019年3月に開業を予定している。
三菱地所は国内外のエアラインと交渉を進めており、中期的には台北、香港、ソウル、中国上海からの定期便就航を計画するほか、国内線は都市圏からLCCも誘致する。
ターミナルが供用開始となれば、国内外から多くの観光客が訪れて、市内の広範囲の場所へのアクセスが見込まれている。
友利克企画政策部長は「同空港は現在、定期就航が運休状態で2次交通が確保されていないので、今年度に一括交付金を活用して同空港観光アクセス調査事業を実施することにしている。開港に合わせて2次交通確保に向けた取り組みを行いたい。現在、その調査にかかる業者選定はすでに済ませてある」と説明した。
また、上地氏は「同空港の供用開始が一部報道で遅れるとの話がある」とし、今後のスケジュールについても市に説明を求めた。
友利部長は「三菱地所からは市に対して供用開始が遅れるとの報告は来ていない。予定通り、来年3月の供用開始に向けて進んでいると思う」と述べた。