ストレッチャー渡航費助成へ/市議会一般質問
133万円を補正計上/重度障がい者対象
市は市議会6月定例会に提出した一般会計補正予算に「重度障害者(児)等の航空機内でのストレッチャー及び酸素ボンベ使用助成金」として133万8000円を計上した。重度障がい者を対象にしており、今議会で補正予算が承認されれば、助成金交付要綱に沿って交付する。22日の市議会一般質問で、狩俣政作氏の質問に下地律子福祉部長が答えた。
ストレッチャーは、航空機内において座位を維持できないため、横になる必要がある重度の障がい害者が使用する。また。酸素吸入が必要な障がい者が使用する酸素ボンベにも助成する。利用対象人数は11人で、下地部長は「障がい者手帳の1級、2級の取得者などを抽出し、利用頻度が高いと想定される人にした」と理由を説明した。
交付要綱には、付き添いで同行する親族らの渡航費助成は定めておらず、下地部長は「今後、利用状況を見ながら検討していく」と述べた。
狩俣氏は「寝た切りで動けない障がい者が対象なので、何よりも付き添いが大切になる」と指摘し付き添いの渡航費についても助成を求めた。