3年ぶり489万円の黒字/池間漁協総会
累積赤字1743万円に縮小
池間漁協(與那嶺大組合長)の通常総会が25日、池間公民館で開かれた。組合員らが参加し、2017年度貸借対照表など全13議案を原案通り承認。当期は489万円の黒字を計上し、累積赤字を1743万円に縮小した。黒字は3年ぶり。與那嶺組合長は「会計処理の見直し改善が大きな要因となり黒字決算となった」と述べた。
17年度事業概況によると、購買事業が91万円、受託販売事業が43万円とそれぞれ赤字を計上。製氷冷凍事業は販売が伸び悩み147万円の損失となった。
事業外収益では受入補助金24万円、外国漁船操業等調査監視助成金4122万円(漁船保険費、漁船燃料費、漁船食料などへの助成金)、賃貸料45万円などを計上した。
與那嶺組合長は「池間漁協を取り巻く環境は依然として厳しい。この環境を組合員の力で良い方向に変えていきたい」と述べた。
その上で「今年度から新たに魚の販売市場を開拓し、池間ブランドとして県内に出荷販路を拡大したい」と決意を新たにした。
漁協の定款一部の改正では、これまで組合員になる場合の出資金は一口1万円だったが、それを5万円に改めた。
伊良部の国仲橋補修補強工事や池間漁港沖防波堤工事に伴う岩礁破砕の同意及び漁場汚染防止協定の締結などは特別決議で承認した。