介助方法など学ぶ/市女性リーダー研修
社協の下地さん実技指導
宮古島市女性団体リーダー研修会(主催・市教育委員会、共催・宮古地区婦人連合会)が24日、市の中央公民館であった。テーマは介護。婦人連合会などから約25人が参加し、市社会福祉協議会の下地善一さんの講話と実技指導を通して適切な介助方法を学んだ。
研修の狙いはリーダーの知識向上に伴う地域活動の活性化。家庭と婦人会活動の両立を図ろうと、今回は介護をテーマに据えた。
市社協の下地さんは、講話と実技指導を通して介護の現状を伝えた。実技指導では、体の不自由な人をいすから立たせる時の介助の方法や介助用具の正しい使い方を詳しく紹介した。
参加者は、人間の体の特性を利用した介助の方法に強い関心を寄せながら実技指導を受けた。教えられたことはその場で実践して知識と技術を習得した。
下地さんは「介助はその人の状態に合った適切な方法で行うこと」と話し、対象者の状態を見極めることが大切だと助言した。「基本的に自分でできることは自分でしてもらう。道具もその人の状態に合わせて正しく使い、自立の促進を図ってほしい」と話した。
研修後、婦人連合会の島尻清子会長は「多くのことを学ばせていただいた」と下地さんに感謝した。その上で「高齢化は今後ますます進んでいく。女性リーダーの皆さんが、社会でも家庭の中でも活躍することが大切」と話し、それぞれの資質の向上を期待した。