マンゴーの規格確認
目ぞろえ会で着色基準を共有/市産地協議会
2018年産宮古島マンゴーの本格出荷を前に、市産地協議会は26日午後、市役所上野庁舎で目ぞろえ会を開いた。生産農家が参加し、果実の着色基準など出荷の規格を確認した。
目ぞろえ会では、JAの担当者が収穫のタイミングなどを説明し、「果実が鮮紅色に発色し始めたころが収穫の適期」と勧めた。
この状態で収穫した果実は、鮮紅色の状態になってから収穫した果実と比べても糖度など果実の品質に差はないとも紹介した。
また、果柄を切ったときに起きる「液だれ」に注意するよう助言。樹液が果実を汚さないよう切り口を下にして、タオルなどで樹液を吸収するよう促した。
その上でA品、B品、C品の規格を説明した。生産者らは、実際の果実を見て良品の認識を深めた。
栽培講習会も行われ、県宮古農林水産振興センター農業改良普及課の渡久山みきさんが講話した。果実に日焼けが発生しないようハウス内の暑さ対策に万全を期すよう呼び掛け。対策として▽風通しを良くし、遮光・遮熱資材を使用して熱源を入れない▽こまめなかん水-などを挙げた。
県などによると、18年産マンゴーは約520㌧の生産が見込まれている。