イラフSUI開業予定を報告/森トラスト伊達社長
【那覇支社】森トラスト(東京都)の伊達美和子社長らは27日、県庁に富川盛武副知事を訪ね、伊良部島で米国のマリオット・インターナショナルと開業準備を進めている「イラフSUIラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古」を、11月21日にオープンすると報告した。富川副知事は「沖縄の観光に大きく貢献する」と感謝を述べた。
伊達社長は「準備は順調に進んでおり、ホテルのプロモーションに対して『日本にこんなきれいな海があるんだ』と、海外からの反応も良かった。青いきれいな海を見るだけの楽しみ方もある」と述べた。
富川副知事は「ホテルのオープンは、沖縄全体の観光のグレードアップにつながると期待している。伊良部島も大橋ができて以降、様変わりして人気が出てきている」と話した。
また、伊達社長が「飛行機のチケットが全然取れなくて、宮古島に行けない状況になっている。観光インフラも検討してほしい」と要望したのに対して、富川副知事は「2020年に那覇空港で2本目の滑走路が供用される予定になっているが、2次交通などのアクセスを良好にするのが課題になっている」と応じた。
同席した県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「船で那覇を経由せずに、本土や海外から直接下地島に行くという話も持ち上がっている」と説明した。
同社によると、ホテルの敷地面積は約9027平方㍍。延床面積は約5500平方㍍で、地上4階、地下1階建てとなっている。総客室数は58室で、部屋面積は約46~120平方㍍。一部客室は専用プール付き。ホテルにはレストランのほか、ビーチクラブやフィットネス、スパなどの付帯施設も予定されている。