高品質、豊作を祈願/葉タバコ種まき
生産目標は10億3000万円/城辺地区
城辺葉タバコ生産振興会(砂川栄一会長、生産農家47人)は4日、JA城辺支店葉タバコ育苗ハウスで2011年産葉タバコの種まきを行った。生産農家やJA、市の関係者が一堂に会し、豊作を祈願した。10㌃当たりの収量230㌔、キロ単価2000円以上を目指し、生産高は10億3000万円を目標にしている。
砂川会長はあいさつで「年産は天候不順で収量は減少したが、品質は良く次年度に向けて明るい兆しが見えた。目標に掲げている収量や単価の数字は不可能ではない」と述べ、さらなる生産高の向上を呼び掛けた。
狩俣照雄城辺支所長は「収益性の高い葉タバコの生産額は、今後も栽培管理の向上に力を入れることにより高い水準で伸びていくことが期待される」、岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長は「苗の管理を万全にし、生産農家に健全な苗をお届けしたい。目標が達成できるよう期待している」とそれぞれ激励した。
この後、参加者全員で乾杯した後、ハウス内に設置された育苗用のガーデン板に種をまき、適切な栽培管理の下で苗がすくすくと育つよう祈願した。
前年度の宮古全体の生産実績は億2500万円。城辺地区は9億3100万円で宮古全体の約%を占める。
3億7000万円の販売目指す/平良地区
2011年産葉タバコの平良地区の種まきが4日、行われた。農家数は24戸で、栽培面積が84・5㌶。今期は3億7000万円の販売を目指す。
播種式は袖山の育苗施設で行われ、農家や市、JAの関係者らが集い豊作を祈願した
平良葉たばこ生産振興会の砂川好勝会長は「10年産は農家によって実績にばらつきがあった。今期は、その差がなくなるよう技術を高めてほしい。みんなで決めた平均キロ単価1900円以上、反収230㌔以上を目指して、栽培管理を徹底し目標の3億7000万円を達成しよう」とあいさつした。
平良哲則市農林水産部長は、丈夫な苗に育ち豊作になるよう祈念。
岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長は、生産目標達成と品質の高い葉タバコ生産に奮闘を促した。
播種式では砂川会長らが、砂に混ぜた種をまき、豊作を祈願した。