来年度は平良第一など8校/学校空調設置計画
20年度は旧町村部と幼稚園
市が2019年度から20年度までの2カ年で実施を予定している幼稚園、小・中学校への空調(冷房)設備設置計画のスケジュールが26日に行われた市教育委員会の定例会で報告された。19年度は児童生徒数の多い平良第一小や平良中など8校で実施され、20年度は児童生徒数が少ない旧町村部の小中学校を中心に17校と各幼稚園で設置を予定している。
各学校への空調設備設置については、設置検討委員会で、設置計画や運用指針などについてこれまで協議が行われてきた。
その中で設置については、児童生徒数が多い学校で、さらに1学級当たりの児童生徒数の多い学校を優先するとの方針となった。
設置されるのは幼稚園が10園、小学校が16校、中学校が9校の合計35校(園)。
設置する室数は、幼稚園が保育室の15室、小学校が普通教室と特別支援室を含め166室、中学校は63室(普通教室50室、特別支援室13室)で合計は244室となっている。
19年度は▽平良第一小▽南小▽東小▽北小▽久松小▽鏡原小▽平良中▽北中学校の8校(普通教室144室、特別支援室27室)となり、設置概算費用は2億8200万円となっている。
20年度は▽久松中▽西辺中▽下地小▽北幼稚園-など17校・10園(普通教室77室、特別支援室11室、保育室15室)で、設置概算費用は2億600万円となっている。
伊良部地区小中学校については、学校規模適正化に伴い校舎建設工事が実施されていることから、それと同時に空調を設置すれば通常の補助率よりも有利になるとして、校舎建設と同時設置としている。
また、学校規模適正化に伴い城辺地区は4中学が一つに統合されることから、城辺中学校と砂川中学校には設置されない。
統合中学校の用地に決定している西城中については、不足分の普通教室等が20年度に整備されることから校舎建設と同時に設置するとしている。また、西辺幼稚園と上野こども園については、すでに整備済み。下地こども園は今年度に整備予定となっている。
今後の検討事項については、一室当たり年間で電気基本料金を約15万5000円と見込んでおり、毎年のランニングコストは総額で約3800万円程度としている。
こうした状況から運用方針では、できる限りのコスト削減を目指す観点から、各種節電の取り組みが重要としている。