平良、堂々の3位入賞/県中学野球
準決勝で安岡に惜敗
【那覇支社】第45回県中学校総合体育大会の野球競技(第70回県中学野球選手権大会)は26日、宜野座球場で準決勝戦2試合が行われた。1996年以来22年ぶりにベスト4入りした宮古地区代表の平良は、第一試合で那覇地区代表の安岡と対戦し、0-2で惜敗し決勝進出は果たせなかったが、堂々の3位入賞となった。
平良は初回、先攻安岡に安打や失策で2死二、三塁とされ、続く打者に3塁打を放たれて2点を先制された。
三回、平良は先頭打者の7番平良律稀が安打で塁に出るも、犠打の失敗などで得点につながらなかった。
六回にも、平良律が内安打で出塁。9番代打の仲間匠哉の左前打で1死一、二塁となったが、あと一本が出ずに得点の好機を生かせなかった。
先発の平良律は、初回に2点を取られはしたが、二回には3者連続三振を奪うなど、落ち着きを取り戻した。三回以降も、打たせて取る安定した投球で、六回まで追加点を与えない力投を見せた。
試合後、主将の濱川幸汰は「自分たちの野球ができなかったので、悔しい。六回一、二塁の得点チャンスに、ヒットが出なかった。エラーが出たら負ける試合が多くなると分かっていたのに、三つも出てしまった」と試合を振り返った。
根間広一監督は「選手たちはベスト4以上を目標にしていたので、よく頑張って達成できたと思う。九州大会出場も目の前だったので、できたら行かせてやりたかった」と、敗れた選手たちに思いを寄せた。
また、「エースの新里勇人は、3連投で疲労が蓄積していたので、今日はそれ以外の3人で臨んだ。守りでエラーや牽制悪送球、目測を誤ったプレーなどが出た中で、2点に抑えた投手陣は百点と言える」と話した。
第1試合を終えた同球場では、3位入賞した平良の表彰式が行われ、ピッチングマウンドに横一列で並んだ選手の中から、主将の濱川に賞状が贈られた。
決勝戦は同球場で27日午前10時から、安岡と中頭地区代表の北中城が対戦する。
安岡
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平良