「合併振興基金」条例案など上程/12月定例会開会
市長が提案理由説明
宮古島市議会(下地明議長)の12月定例会が7日、開会した。下地敏彦市長が今議会に提出された案件の提案理由を説明した。きょう8日は議案に対する質疑が行われる。今回提案されたのは総額12億9944万円の2010年度一般会計補正予算および、国民健康保険事業特別会計、介護保険特別会計の補正で1億8132万3000円をはじめ、条例案件が10件、議決案件7件と報告案件が2件の計22案件。会期は20日までの14日間。一般質問は14~17日まで。
一般会計補正予算では合併振興積立金の5億円が最も多い。そのほか平良中学校屋内運動場改築事業の2796万4000円などが含まれている。
市民の連帯の強化と地域振興に資するための基金5億円の「宮古島市合併振興基金」を設置するための条例案のほか、現在建設中の宮古島海中公園の供用開始に伴う観覧料の額などを定める条例案などが上程された。
このほか、合併の際に引き継いだ基金の内4基金についてその設置をするための条例が定められておらず、今議会でそれらの基金を位置づける条例案も提案された。
市下里公設市場の改築に伴う条例、および市火葬場設置および管理条例の全面改正案、また大神幼稚園、小中学校を市立学校設置条例の別表から削除するため、条例を一部改正する条例案が上程された。
議決案件は契約金額2億3383万5000円の市し尿等下水道投入施設整備工事請負契約、県道保良西里線(A-84号線)の一部(平良字西仲宗根300番地1から同荷川取252番地1まで)が廃止され市に移管されることに伴う市道路線の認定についてなど7案件が提案された。
コーラルベジタブル社の09年度決算と10年度事業計画の報告案件2件が提出された。