真栄城氏の会長就任祝う/全国日本学士会
同窓や郷友ら100人参加
【那覇支社】県内で初めて全国日本学士会(本部・京都府)の会長に就任した、平良西里出身で沖縄メディカルグループ会長の真栄城徳佳氏(86)=那覇市在住=の祝賀会が11日、那覇市で開催された。宮古高校の同窓生や郷友、医療関係者など約100人が、真栄城氏の就任を祝った。
祝賀会は、沖縄宮古民謡協会の合唱と、又吉世子さんの踊りによる「かぎやで風」で幕を開けた。
真栄城氏は、「会長就任は身に余る光栄であり、責任の重さに身の引き締まる思い。伝統と実績ある本会の発展のため、誠心誠意尽力したい」と意気込みを語った。
元琉球大学長の砂川恵伸氏が乾杯の音頭を取ったほか、同会本部の岡田和男専務理事・事務局長が、理事会の全会一致での選任だったことを報告した。
また、岡田氏は「これまで(真栄城氏は)理事や副会長、理事長として、財政面を含め管理運営などでも尽力しており、会長就任は遅きに失したと思う。今後は、会としても全力で支えていきたい」と話した。
久場川妙子さんによる新日本舞踊「男道」のほか、在沖平一学区郷友会・女声合唱団カリーナの「とうがにあやぐ」、沖縄南秀同窓会・ラプソ会の創作ダンス「弦子&芭蕉布」も披露され、会場を盛り上げた。
全国日本学士会は、教育や学術、文化への寄与を目的に、1946年に設立。歴代会長に京都大学の元総長らが名を連ね、初代理事長にはノーベル物理学賞の故湯川秀樹氏が就任していた。全国の会員数は約1000人で、1993年発足の沖縄支部は約100人の会員がいる。