米シリコンバレーで研修へ/琉球フロッグス10期生
城間さん(久松中2年)ら意気込み
【那覇支社】未来の沖縄を担う人材を発掘・育成するプロジェクト「Ryukyufrogs(琉球フロッグス)」の第10期生は15日、米国シリコンバレーへの出発を前に県庁で会見した。久松中学2年の城間海月さんら6人が意気込みを語った。
琉球フロッグスでは、さまざまな社会課題を解決するため学生が具体的な施策を考える取り組みを行っている。
シリコンバレー研修は、19日から約10日間の日程。帰国後は、約半年間をかけて、施策案を構築する。
城間さんは、「学校の授業でスマホのアプリを活用し、受動的な学習ではなく、主体的に学ぼうとするサービスを考えたい」とした上で、「チーム内や現地の人たちとのコミュニケーションを大切にして、自分を変えていきたい」と語った。
シリコンバレー研修では、スタンフォード大学のほか、現地で活躍するエキスパートなどを訪問し、最先端の技術やビジネスのノウハウに触れる。帰国後の研修を経て、12月の成果発表会「LEAP DAY2018~覚醒~」で各自の成果を披露する。
このプロジェクトは、豊見城市のFROGS(フロッグス、山崎暁代表)が運営。07年にスタートし、今期は県内外の民間企業67社と7団体、個人でも90人以上が活動を支援している。過去9年で中学生から大学生まで77人が参加した。
今年は、募集説明会の参加者123人から77人の応募があり、1次選考と最終宿泊型選考会で6人が選出された。