熱意胸にきょう本番/団員が来場呼びかけ
劇団かなやらび公演
宮古島の児童生徒で構成される劇団かなやらびの夏公演「眠りの島」がきょう18日に始まる。団員の子どもたちが17日、本番の衣装を着て会見を開き、感謝のステージに向けて胸に秘めた熱意を語るとともに、多くの来場を呼び掛けた。18日の公演は午後6時、19日は午後3時に開演する。
同劇団ミャークファンタジー第3弾。今回は、オーディション選抜の5人を含む小学4年から高校2年までの24人が出演する。脚本と演出は明石光佐さん(島ピエロのゆずちゃん)。
物語の舞台は、「何もない島ミャーク」。地上では生きられず、海上へと追いやられた人々。そんな混沌とした世界の中、一つの船で生きる子どもたちの姿を描く。劇中では宮古フツも使用、島の数々の神話や歴史も集めて戯曲化した。
17日の会見で子どもたちは、本番に向けてあふれんばかりの熱意を語った。
団員リーダーの伊禮二千花(にちか)さん(宮古高校2年)は「あすの本番ではすべてを出し切る。私たち劇団の本気の演技を楽しんでほしい」と話した。
国吉太陽君(同1年)は「いろいろあったが、父母やスタッフの皆さんに支えられてここまでくることができた」と感謝し、「来てくれる皆さんの時間を無駄にしないよう最高の演技をしたい」と意気込んだ。
18、19両日とも当日のチケット料金は700円(未就学児は無料)。