きょうから旧盆
ンカイ準備にぎわう/市内スーパー
23~25日までの3日間は祖先を迎えて供養する旧盆。旧盆入りを翌日に控えた22日、先祖を迎える準備をしようと、市内の大型スーパーは大勢の買い物客でにぎわった。豚のソーキ骨や三枚肉、野菜類の売れ行きが好調だった。
宮古では旧盆の初日は「ンカイ(迎え日)」、2日目は「ナカビ(中日)」、最終日は「ウフイユー(送り日)」などと呼ぶ。期間中、本家に分家の関係者らが集い、祖霊に無病息災、子孫繁栄を感謝する。
「ンカイ」を前に大型スーパーでは、売り上げを伸ばそうと売り場を拡大。仏壇に供えるパインや梨、スイカ、バナナ、和菓子セットなどが所狭しと並び、買い物客が足を止めて買い求めていた。
また、菊の花束、祖霊のつえとなるサトウキビ、あの世で使うお金「打ち紙(紙銭)」などを購入する客の姿も多かった。
大型スーパーの販売担当者は「旧盆に関連する売上高は普段の2倍を予想している」と語った。
伊良部の国仲地域から買い物に訪れていた女性(50代)は「豚のソーキ骨などを買った。自分の家が本家に当たるので、本家に寄り集まる分家との交流が楽しみ」と話した。