西に軍配、大漁約束
十五夜豊年祭大綱引き/狩俣自治会
狩俣地区の十五夜豊年祭(主催・狩俣自治会)が24日に行われた。そのメインイベントとなる大綱引きは午後8時ごろから県道230号線の狩俣小学校前周辺で行われ、地域住民や観光客らが東西に分かれ綱を引き合った結果、2勝1敗で西軍に軍配が上がり、向こう一年間の大漁が約束された。
大綱引きには青年会メンバーを中心に地域住民や出身者、観光客らが参加した。最初の勝負では息の合った引きを見せた西軍が勝利。2本目は東軍が意地を見せ1勝1敗に。勝負の懸かった3本目は互いに譲らぬこう着状態が続いたが、粘り強さで上回った西軍が引ききり勝利を決めた。
勝敗が決するたびに勝ち名乗りのみこしを投げ上げ、各軍の勝利を祝った。
豊年祭ではそのほか、集落内のパレードや特設ステージでの子供たちによるダンスやエイサーの披露、次郎工業による民謡ショー、菓子のばらまきなどが行われた。最後は全員でクイチャーを踊り祭りを締めくくった。
池間豊自治会長は「今年ほどたくさんの人が来たことはなかったのではと思うくらいたくさんの人が来てくれた。わざわざ事前に日にちを確認して訪れる観光客もいる。パレードも多くの隊列を組んで歩くことができた。子供たちにとって祭りは心に強く印象が残るので、故郷のイメージとなる大事な行事。いつまでも受け継いでいきたい」と語った。