施設使用料で意見交換/市スポーツ推進審議会
スポーツに関する市民の意見を吸い上げ、市の体育施設の有効活用を図る宮古島市スポーツ推進審議会の2018年度第1回審議会が26日午後、市の総合体育館であった。この日は宮古地区高等学校体育連盟(宮古地区高体連)からの要望を踏まえて審議し、高校生が市の体育施設を使う場合の使用時間や使用料金について意見を交わした。
この審議会は、市民の意見・要望を審議しながら体育施設の役割を充実させることが狙い。委員は体育関係団体の代表や学校関係者らで、審議会の前に委嘱状の交付を受けた。宮古島市体育協会副会長の砂川恵助さんが委員長に就いた。
事業計画や体育施設の祝日利用状況などを確認した後、使用料金の減額等を求める高体連の要望に関する審議に時間を割いた。
無料化に理解を示す委員は「能力が高ければ高いほど親の負担は大きい。無料化の道を探れないか」と期待した。別の委員は「遠征費も大きく、離島のハンディがある。(使用料金の減額を)考慮していただけないか」と理解を求めた。
一方で別の委員は「施設を保つためには維持管理費がかかる。その経費がどれくらいかかるのかも考えなければならない」とする慎重論や「良い施設を使うためにはお金を出すという意識付けは大事だと思う」とする意見もあった。
委員は次の通り。
委員長=砂川恵助(市体育協会副会長)▽副委員長=伊志嶺吉作(スポーツ推進計画策定委員)▽洲鎌菜保子(下地総合スポーツクラブ理事長)▽倉橋豊(くらはし整形外科クリニック院長)▽平良智枝子(宮古高校校長)