マグロそばが大好評/宮総実学園祭
息の合った演奏披露
宮古総合実業高校(平良淳校長)で3日、第4回学園祭が行われた。全生徒490人が、さまざまな展示や趣向を凝らした舞台発表、新鮮な食材などを活用した飲食物販売などを通し、日頃の学習の成果を紹介した。大勢の市民らがマグロそばなどを買い求め大好評だった。
スローガンは「学園祭 楽しい思い出一度きり」。販売や接客、発表などを通し、日頃の学習、特別活動を通して得た成果を発表する場とするとともに、日々の学習内容の定着と今後の学習意欲の向上を図るなどを目的に開催された。
飲食物販売コーナーのうち、3年3組の手作り料理のマグロそば(200円)200食と空揚げ&ポテトフライ100食は人気を博し完売。生徒たちは、満足そうな笑顔を見せていた。
また、3年5組の「親子ドンドン」コーナーも人気を呼んだ。親子丼(300円)は400食を用意。訪れた客に飛ぶように売れた。
舞台発表では、吹奏楽部が息の合った演奏を披露。観客らは、感動した様子で大きな拍手を送っていた。
参加した松川梨菜さんと新城菜々瀬さんは「来春卒業する予定。愛情を込めて料理したマグロそばが売れて、最高に楽しかった」と感想を話した。
3年の伊良波美柚さんは「高校生活最後の学園祭なので、皆と力を合わせて楽しんだ。販売を担当した親子丼が完売したので、とてもうれしい」と満面の笑み。
池間常代さん(68)は「孫(の平良悠衣さん)が1年生で頑張っているので、応援に来た。孫の姿を見てうれしかった」と話し、親子丼2食を買い上げた。
今回の学園祭では、実習製品や生産物の販売は諸事情から行わなかった。