空の便17便欠航/台風25号
海の便は全便ストップ
台風25号の影響で宮古を発着する空の便は5日、午前を中心とした一部の宮古-那覇線や、石垣、多良間線全便の計17便が欠航となった。宮古空港カウンターでは予約変更や空席待ちの手続きなどをする利用客の姿も見られた。6日は各社宮古発着の全路線で通常通りの運航を予定している。海の便は5日も台風の影響で全便が欠航となった。
欠航となったのは日本トランスオーシャン航空(JTA)では午前7時25分那覇発宮古行きと同8時55分宮古発那覇行きの2便。琉球エアーコミューター(RAC)では午前8時那覇発宮古行きと午後7時45分宮古発那覇行きの2便と、宮古-石垣線の2往復4便の全便、宮古-多良間線2往復4便の全便の計10便。
全日空(ANA)では午前9時40分、同10時40分、午後0時40分那覇発宮古行きの3便と、午前11時5分、午後0時10分宮古発那覇行きの2便の計5便が欠航した。
計17便の欠航により予約ベースで約620人の足に影響を及ぼした。
ANAは臨時便として午前9時35分福岡発宮古行き1便を運航した。
1日から4日までの予定で観光のため宮古島を訪れていた西部文音さん(25)=東京=と有山愛さん(24)=同=は「台風24号の影響で1日もキャンセル待ちでようやく宮古へ来ることができたのに、帰りも台風に当たってしまった。4日には台風の影響が出るということで3日の夕方にきょうの便へ予約を変更していた。宮古島へ来るのは初めてなのに行きも帰りも台風に当たるなんて運がないと思う。来年リベンジをしに来たい」と語った。
海の便も台風の影響で5日は宮古島と多良間島を結ぶ多良間海運、宮古島と大神島を結ぶ大神海運のフェリーがいずれも全便欠航した。6日の運航については多良間海運は海の状況を見て判断する。大神海運は通常通りの運航を予定している。
海外クルーズ船も5日はスーパースタージェミナイ号の入港がキャンセルとなったほか、6日に宮古島初入港を予定していたブレーメン号の入港もキャンセルとなった。