多良間君がアマチュア枠で

カシオワールドの出場権を獲得した多良間君＝11日、市内のゴルフリンク

　数々のゴルフ大会で上位の成績を収めている宮古総合実業高校の多良間伸平君（３年）が、石川遼プロが主催するインビテーショナルジャパンジュニアマスターズ大会で総合優勝し、来月高知県で開催されるカシオワールドオープンのアマチュア枠での出場権を獲得した。同オープンは11月23～25日の４日間、黒潮カントリークラブで開催される。

　多良間君は「楽しみながら、プロの技をしっかり勉強したい。まずは予選を通過して、決勝ラウンドでは自分のゴルフをしてパープレーでまとめたい」と抱負を語った。

　宮古島市ゴルフ協会の砂川宗雄会長は「宮古島で練習を積んで、高校生で大きな大会に出ること自体が素晴らしい。まだまだ才能の伸びしろはあるし、将来が楽しみ。この大会に宮古島から高校生が出場するのは初めて」と目を細めた。

　多良間君はジュニアマスターズの３日間のラウンドでトータル６オーバーの成績で、２位に４打差を付けて総合優勝した。同大会は日本アマチュアゴルフ選手権大会までの、さまざまな試合の成績をもとに、石川プロが出場者30人を選抜している。多良間君は「この大会の２日目に１位になれた。そのときに総合優勝を目指そう」と思い３日目のラウンドに臨み総合優勝を果たした。