平良中、準優勝に輝く/科学の甲子園県予選
夏休みの勉強生かし成果
科学の甲子園ジュニア県予選がこのほど、県立総合教育センターで行われ、宮古地区代表の平良中学校が準優勝に輝いた。夏休み期間中に取り組んだ理数の勉強と実技を生かし、同校初の快挙を成し遂げた。
科学の甲子園は、科学に関する視野を広げ、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することが大きな狙い。
出場校は6人1チームを編成し、理科と数学の知識及び活用力のほか、実技の能力を競う。平良中は7月の地区予選で優勝して県予選出場を決めていた。
平良中のメンバーは、大田祐気君、川満敬斗君、新城楓澄(ふうと)君、長間翔那(しょうな)君、友利優月(ゆづき)君、新城汐音(しおん)君の6人。
筆記は、物理、化学、生物、地学、数学の問題を解いて8チーム中6位。重りを使用してバランスを取る実技試験は2位に入り、総合2位の成果を収めた。
リーダーの大田君は「地区大会や夏休みの勉強を通してチームが成長し、県2位に入ることができた。優勝できなかった悔しさもあるけど、楽しかった」と県大会を振り返った。
川満君は「勉強の成果を生かして頑張れた」と振り返り、新城楓澄君も「県大会はみんなと楽しむことができた」と笑顔だった。
長間君は「地区優勝でやる気が出た。県大会の結果も満足です」、友利君と新城汐音君は「高いレベルの中で楽しめた」と話した。
池城健校長は「やる気にあふれた子供たちで、立派な成績を収めてくれた」と活躍をたたえ、「この経験を後輩たちにつないでほしい」と期待を込めた。