社会・全般
2018年10月16日(火)8:57
「タカ柱、すごい」/宮古野鳥の会主催
伊良部でサシバ観察会
宮古野鳥の会(仲地邦博会長)主催の恒例のサシバ観察会が14日午後、伊良部の平成の森公園で行われた。会員や本土からの愛鳥家らが参加。曇り空の下、双眼鏡をのぞいてタカ柱など観察し、「すごい」などと感激の声を上げてた。
仲地会長は「サシバは繁殖地と越冬地の中間にある宮古島に南下中に飛来する。特に伊良部では多く観察される」と述べ、長年にわたって伊良部中が取り組んでいるサシバ保護について評価した。
この日は数千羽のサシバが飛来し、秋の渡りのピークを予感させていた。
参加した日本野鳥の会東京支部の高田陽さん(22)=明治大学大学院2年=は「タカ柱を初めて見た。感動した」と大満足の表情で語った。
野鳥の会北九州支部の荒井充子さん(53)は「九州では宮崎県金御岳(かねみだけ)でのサシバ通過が有名。この金御岳では少し見えるが、伊良部で舞うサシバの数は初めて見たが、すごく多い」と声を弾ませた。