教育・文化
2018年10月17日(水)8:59
大きく育ってね
池間の小学生 タマンの幼魚放流
池間の小学生16人は市海業センターの協力で16日、池間島南側の水浜海岸でタマン(和名ハマフエフキ)放流体験学習を実施した。それぞれバケツに入ったタマンの幼魚計300匹を放流し、「元気で、早く大きくなってね」と願った。今年に入って放流したのは今回が初めて。
同センターが、沖縄本島の本部町にある県栽培漁業センターからふ化し稚魚を導入し、中間育成したもの。この日放流した幼魚の体長は約10センチ。
放流前には同センター職員の島田剛さんが、タマンの生態や栽培漁業について語った。
児童たちは、横並びでバケツに入ったタマンの幼魚を海に放った。タマンは元気よく沖合へ泳ぎ出した。
児童会長の奥平和真君(6年)は「タマンが元気に泳いだので良かった」と感想を話した。
見守っていた與那嶺大池間漁協組合長は「タマンだけでなく、タイワンガザミやシラヒゲウニも広く放流してほしい」と述べた。
仲間正明池間自治会長は「タマンを放流することは資源が豊かになること。素晴らしい放流事業だ」と評価していた。