総販売額は23億4600万円/2010年肉用牛競り
前年を8100万円上回る
宮古と多良間を合わせた2010年の肉用牛競り販売額(子牛、成牛計)は前年を8105万円上回る23億4682万円となった。宮古が19億3914万円、多良間が4億767万円。1頭平均価格は31万8400円と同比2万8600円上げた。今年は宮崎県で口蹄疫が終息した秋以降、価格回復が続き不景気に伴う低迷にあえいだ昨年を上回った。
JAのまとめによると、宮古の競りでは前年より301頭少ない6044頭が競り落とされた。
1頭平均価格は、前年比2万4579円高の32万839円。性別の1頭平均価格は去勢が37万1893円(同比1万3809円高)、雌が26万2934円(同比3万4957円高)となった。平均キロ単価は1160円と、同比87円上げた。
多良間の取引成立頭数は、前年比5頭減の1468頭。1頭平均価格は27万7706円で、前年比1万5657円上げた。性別の1頭平均価格は去勢が32万3396円(同比6132円安)、雌が22万3137円(同比1万5254円高)となった。平均キロ単価は、同比81円高の1136円だった。
今年は宮崎県での口蹄疫発生を受け5、6月の競りが中止。7月に2回の臨時競りが開かれ、8月から正常化した。
80日ぶりに再開した宮古の第1回臨時競り(7月8日)の1頭平均価格は30万9000円と前回(4月)と比べ、4万3000円の下落。宮崎県の購買者が参加した9月から持ち直し、12月まで4カ月連続で上げた。
子牛の1頭平均価格は宮古が33万3940円(前年比2万1011円高)、多良間が万1852円(同1万6969円高)となった。