両陣営が最後の追い込み
那覇市長選 きょう打ち上げ
【那覇支社】任期満了に伴う那覇市長選は20日、選挙戦の最終日を迎える。一騎打ちを繰り広げている無所属新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=と「オール沖縄」側が推す無所属現職の城間幹子氏(67)の両陣営は19日、市内の各地でスポット演説など行い、票の上積みを目指して最後の追い込みを開始した。
城間氏は那覇市泉崎の県庁前などで演説し、「1期4年走り続けてきた。待機児童の問題では、保育定員を4000人も増やした」と実績を強調したほか、玉城県政と連携する姿勢を示して支持を訴えた。
翁長氏は同市識名地区などで演説し、「この4年間の那覇市の運営は、他市町村と比べても著しく劣化している。この現状を打開していきたい」と述べ、給食費の無償化などを掲げて市政奪還を主張した。
県知事選、豊見城市長選から続く県内大型選挙の最後となる那覇市長選。オール沖縄側が知事選などに続いて勢いを持続させるか、保守系が巻き返すかも注目となる。
「打ち上げ式」は、翁長陣営が20日午後5時からパレットくもじ前で、城間陣営は同日午後5時から那覇メインプレイス前(博物館側)で行う予定。
同市選挙管理委員会によると、期日前投票を行った有権者は18日時点で2万9234人で、前回選挙(2014年)の同じ期間を3432人上回っている。13日時点での選挙人名簿登録者数は25万9188人(男性12万3894人、女性13万5294人)。