歌声、音色で魅了/総合文化祭 音楽祭高校・一般の部
合唱や合奏、独奏奏でる
第13回宮古島市民総合文化祭の音楽祭高校・一般の部(主催・市、市教育委員会、市文化協会)が20日、マティダ市民劇場で開かれた。19の団体、個人が出演。合唱や楽器の合奏、独奏などさまざまなスタイルで日ごろから練習を重ねてきた音楽を奏で、その歌声や音色で観客を魅了した。
今年の音楽祭は金管合奏団・響による映画「サウンド・オブ・ミュージック」のテーマ曲などの合奏で幕開け。続いてあいさつに立った市文化協会の大城裕子会長は「毎年出演してくれている団体や、今年初めて出演する個人団体もいる。客席の皆さんも来年はぜひ、舞台へ立ってほしい」と呼び掛けた。
宮古高校有志合唱Aと同B、女声あんさんぶるAYAGU、ブーゲンビリアコーラス、女声コーラスポップ、キッチン、宮古フロイデ合唱団は息の合った合唱で思い思いの曲を歌い上げた。
唄三線倶楽部・結の音は歌と三線演奏、てんのうめ・あたらす・ぷからすはオカリナ合奏、文化箏サークル和音の会は箏合奏、宮古島吹奏楽団は吹奏楽を演奏。渡真利学さんはギター独奏、大地緑さんは弾き歌い、奈良瞳さんはサクソフォン独奏を披露した。
最後は城辺女声コーラス・すなかぎ、ひらら女声コーラス・きらきらの2団体が合同で出演。東日本大震災で被災した福島県南相馬市の小高中学校2012年度卒業生が離ればなれになった友人を思う気持ちを、当時同校の音楽教諭だった小田美樹さんがまとめて曲にした「群青」を大合唱し、音楽祭を締めくくった。
11月4日午後3時からは同会場で音楽祭児童・生徒の部が開催される。