宮平が高校男子制す/宮古毎日杯剣道大会
剣士40人、稽古の成果/気迫みなぎる試合展開
宮古毎日新聞杯第35回全宮古青少年健全育成剣道大会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古郡剣道連盟)が21日、小学生から高校生まで約40人が参加して、東小学校体育館で開催され日ごろの稽古の成果を競った。競技の結果、高校生男子は宮平朋弥(宮総実1年)が、中学生男子は森田匠人(久松2年)、同女子は古波蔵伶來(平良2年)がそれぞれ優勝した。
大会は初心者を対象とした基本形式の部、小学校1~3年の競技形式の部と試合形式の部では小学校4~6年、中学男女、高校男子の各部門で争われた。
開会式で宮古毎日新聞社の伊志嶺幹夫社長が「日ごろの稽古の成果を生かして真剣勝負で勝利を目指してほしい。この大会から県代表、日本代表になる剣士が生まれることを祈念している」とあいさつした。
出場選手を代表して亀山祐太朗(伊良部小4年)が「われわれ選手一同は、日ごろの稽古の成果を十二分に発揮し、正々堂々と戦うことを誓う」と元気に宣誓した。
決められた順序で形を披露する基本形式の部では、小学生が元気の良い掛け声を掛けながら、挑戦した。
小学生試合形式の部では、元気いっぱいに竹刀を打ち合う音が会場に響いた。
高校生男子は2人が出場し、1試合目が決勝となった。宮平と喜久川優(宮高1年)の一騎打ちとなり、会場を「ピーン」と張り詰めた空気が包む中、宮平君が1本を決め、優勝を果たした。
剣道連盟の根間康雄会長は講評で「努力に勝る天才なし。稽古は決して裏切らないので、しっかりと精進してほしい」と結んだ。
同大会は青少年の健全な生活の一環として、園児、幼児および生徒を対象に、正しい剣道の普及並びに、心身の鍛練と相互の親睦を図り、宮古の将来を担う青少年の育成に資することなどを目的に開催されている。
各部の上位入賞者は次の通り。
◎小学生
【基本形式の部】優勝=下地圭(北4年)▽2位=長田笑幸(東1年)▽3位=下地素生(南1年)
【競技形式の部】優勝=長田遼斗(東2年)▽2位=狩俣心優(北3年)▽3位=松原慶和(南3年)
【試合形式の部(第2部)】優勝=長田千寿(東4年)▽2位=下里頼永(平良第一4年)▽3位=五十嵐岬希(久松4年)
【同(第1部)】優勝=古波蔵琉希(平良第一6年)▽2位=喜久川琉衣(北5年)▽3位=森田愛叶(久松6年)
◎中学生
【女子】優勝=古波蔵伶來(平良2年)▽2位=兼島帆七海(上野2年)
【男子】優勝=森田匠人(久松2年)▽2位=下里拓磨(平良2年)▽3位=源河璃玖(下地1年)
◎高校生
【男子】優勝=宮平朋弥(宮総実1年)▽2位=喜久川優(宮高1年)