最難関を一発クリア/砂川さんが司法試験合格
将来は検事、弁護士に
宮古島市平良出身の砂川高道さん(24)が最難関といわれる司法試験に一発で合格し、来月から司法修習生として1年間の研修期間に入る。帰省している砂川さんは「将来は、検事か弁護士になって社会のために働きたい」と話した。
砂川さんは東小、北中学校の卒業生。高校は鹿児島県のラサールに進学し、2013年に東京大学の文科Ⅰ類に現役で合格した。
昨春卒業し、司法試験を受けるために必要な予備試験を9月に突破。今年の5月、司法試験に挑んだ。
試験では「絶対にできると言い聞かせていたが、問題と向き合うと不安の方も大きくなって…」と試験当時の重圧を振り返った。それでも「やってきたことを出せたと思う」と話した。
合格通知は9月。「大学を卒業した後、法科大学院か予備試験か迷ったが、最終的には予備試験を受けて合格し、司法試験にも合格することができた。本当にうれしい」と喜んだ。
小学6年生のころ、テレビで見た検事の仕事にあこがれ、それが将来の目標に変わっていった。
今はその検事か、インターンで魅力を知った弁護士になりたいという。「法律で社会の役に立ちたいと考えてきた。いろいろな経験を積みながら頑張っていきたい」と決意した。
父の健二さんは「親としてもうれしい限り」と息子の努力をたたえ、「今回の結果が、少しでも宮古の子供たちの刺激になれば幸いです」と期待した。