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社会・全般
2018年10月24日(水)8:58

ムトゥ3軒の完成祝う/本村ジャー期成会

佐良浜「ミャークヅツ」で使用


新しく建て替えられた(左奥から)真謝ムトゥ、前ぬ屋ムトゥ、上桝ムトゥ

新しく建て替えられた(左奥から)真謝ムトゥ、前ぬ屋ムトゥ、上桝ムトゥ

 佐良浜の本村ジャー改築期成会(浜川敬二会長)は23日、伝統行事「ミャークヅツ(宮古節)」で使用する鉄筋コンクリート平屋3軒の完成を祝う落成式典・祝賀会を開いた。浜川会長と役員、地域住民の関係者らが集い、新施設の有効活用に期待を込めた。

 旧建物は老朽化が著しく、崩落寸前にあった。このため、昨年12月に同期成会が発足した。県内外の関係者から寄付金を募った。

 新たに立て替えた建物は、真謝(マジャ)ムトゥ(床面積12・5坪)、前ぬ屋(マイヌヤー)ムトゥ(同)、上桝(アギマス)ムトゥ(床面積10坪)の3軒。総事業費は2100万円。28日から開催されるミャークヅツで利用される。

 式典で、浜川会長は「今年のミャークヅツからはミーヤー(新しい家)でやる。これを機に、島の人たちが健康で、佐良浜が益々発展していくことを願っている」と述べた。

 下地敏彦市長(代読)が、佐良浜のミャークヅツのさらなる発展に期待を込めた。

 祝賀会の舞台は「かぎやで風」で幕開け。趣向を凝らした余興で大いに盛り上がった。

 高額寄付者の126企業・団体・個人に感謝状が贈られた。


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