外国人材の活用学ぶ
グローバルセミナー開催/沖縄公庫など
グローバル人材セミナー・イン宮古(主催・沖縄振興開発金融公庫など)が24日、平良港ターミナルビルで開かれた。会場には海外展開やインバウンド対応に興味を持つ事業所から約20人が集まり、さまざまな可能性を秘めた外国人材の採用や活用について理解を深めた。
主催は沖縄公庫のほか、日本貿易振興機構沖縄貿易情報センター(JETRO沖縄)、国際協力機構沖縄国際センター(JICA沖縄)、中小企業基盤整備機構沖縄事務所(中小機構沖縄)の4機関。海外展開などを推進している事業所を対象に、専門家による実務的な情報を得る場として開催された。
JETRO新輸出大国エキスパートの佐藤広明さんは「高度外国人材獲得・活用のポイント」をテーマに講話した。外国人材の採用メリットとして▽事業の海外展開と新規顧客の獲得▽外国人材目線での商品開発・サービス提供▽新たなビジネスモデルの構築-などを挙げた。
佐藤さんは「外国人はすぐ辞めるのではない。まずは日本人とは考え方が違うことを認識すること。相手も教えたことを理解すれば、しっかりやってくれる」と強調した。
新輸出大国エキスパートの中野美夏子さんは「組織内の異文化コミュニケーション」について講話した。笑顔とあいさつ、相手を尊重する心の大切さを訴えた。