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教育・文化
2018年10月27日(土)9:00

小中全校にタブレット/市教委

情報化推進計画を策定
無線LANは次年度にも


タブレットや電子黒板などを活用するICT教育の充実が図られる(資料写真)

タブレットや電子黒板などを活用するICT教育の充実が図られる(資料写真)

 宮古島市教育委員会は26日までに、ICT(情報通信技術)教育の校内環境を整える市教育情報化推進計画を策定した。2020年度に小学校、21年度には中学校に相当数のタブレット端末を配布して運用を開始する計画だ。19年度内には無線LAN環境を整える検討が進められており、ICT教育の充実に向けた動きが本格化する。


 ICT教育とは、情報通信技術を教育の中で活用すること。インターネットやタブレット、電子黒板、デジタルコンテンツなどの活用を義務教育の段階から取り入れ、情報化社会に対応できる能力を育成する。

 計画で打ち出すタブレット端末は、タッチペンで直接文字や図を書き込めるタイプだ。配布台数は「3クラスで1クラス分」を予定しており、1クラスを30人と仮定した場合、30台を3クラスが交代して使うことになる。

 児童生徒は、授業の中でタブレットを使いこなす技術を身に付け、ITリテラシー(必要な情報を引き出し活用する能力)を高める。

 具体的には調べ学習を充実させるほか、端末に書き込んだ内容を電子黒板に投影して一人一人の「思考の見える化」を図り、プレゼンでは発表能力を養う。

 市教委は今後、財政当局と調整を図りながら計画の実現を目指す。年次計画では19年度を準備期間に充て20年度から小学校に、21年度から中学校に端末を配布して運用を開始する。

 こういった環境の構築に向けては、校内の無線LAN化が欠かせない。これは次年度にも着手する方向で検討が進められている。

 市教委の下地信男教育部長は「端末を使いこなして情報を収集し、それを活用する技術が求められる時代にある」と指摘し、「情報化の波に乗り遅れることがないように、子どもたちの学習に役立つ環境を整えていきたい」と話した。


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