団体賞目指し一丸/県畜産共進会
宮古代表牛生産者を激励
「期待に応えたい」と決意
来月2日の県畜産共進会に挑む宮古代表牛の生産者を激励する会が26日、JAおきなわ宮古地区本部ホールで開かれた。畜産関係者が多数参加し、6個人1法人の生産者を激励。全頭上位入賞に伴う念願の団体賞に期待を寄せた。生産者の下地史彦さんは「万全の体制で臨み、皆さんの期待に応えたい」と決意を語った。
共進会に代表牛を出品するのは伊山和吉さん(平良島尻)、荷川取広明さん(下地高千穂)、下地英雄さん(平良増原)、砂川雅一郎さん(城辺比嘉)、下地史彦さん(平良盛加)、農業生産法人「大海」(上野大嶺、上地良淳代表)、砂川健治さん(下地入江)。
伊山さんは若雌第1類に「ゆりこ」号を、荷川取さんは同部に「りょうこ」号を出品する。若雌第2類には下地英雄さんが「みくにあき」号、砂川雅一郎さんが「あゆみ」号で上位を狙う。
成雌第1類には下地史彦さんが「はなちゃん」号を出す。荷川取さんは「なつこ」号で挑む。成雌第2類の部には大海が「たいかいそら」号、砂川健治さんが「わかな」号を出品する。
激励会を主催した宮古地区農業振興会の下地敏彦会長(市長)は「共進会は宮古牛の良さを県内外に広くPRする絶好の機会だ」と意義を強調し、「前回は逃がした団体賞を取り、増体が良くて飼いやすい、肉質に優れた宮古牛のブランド化に拍車を掛けたい」と話して好成績を期待した。
県宮古農林水産振興センターの大村学所長も「前回より優秀な成績を収めるとともに、念願の団体賞を勝ち取り、宮古牛をアピールしよう」と呼び掛けた。
宮古和牛改良組合などの関係団体は代表牛の生産者に激励の品を贈った。
生産者を代表して下地史彦さんがあいさつし、「出品牛の仕上がりは良い。このまま体調を維持し、万全な体制で共進会に挑み、皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と話した。
県の畜産共進会は、県内各地から選りすぐりの和牛が集まり、その改良技術を競う。前回は城辺の荷川取衛さんの「ともこ」号が最高賞の農林水産大臣賞を受賞する快挙を達成。今年は団体賞が期待されている。