やはり地元産おいしい/宮古の産業まつりが開幕
農産物や加工品を即売/JTAドームきょうまで
第41回宮古の産業まつり(主催・同まつり実行委員会)が27日、JTAドーム宮古島で開幕した。約70業者が出店し、農林水産物の加工品や野菜、花、果樹の苗などを展示即売した。会場には島の特産物や交流都市の特産品を求めて初日から多くの市民、観光客らが訪れてにぎわった。28日まで行われる。
今回のテーマは「出会い・ふれあい・感動!みゃーくぬすぐりむぬ(宮古島の優れた物)」。
開会式であいさつしたまつり実行委の下地義治会長は「宮古の特産品や島内外のさまざまな商品に触れて、品質の良さを再認識してほしい」と来場者に呼び掛けた。
さらに、出店業者には「自社製品の紹介や販売を通して、消費者ニーズに対応した新製品や技術の開発、販路拡大に一層取り組んでほしい」と期待した。
ドーム内では▽農畜産物▽織物▽木工芸▽陶芸▽泡盛-などの販売テナントが並び、訪れた来場者にその魅力を紹介した。
宮古島市との姉妹・交流都市のブースは、毎年大人気。宮古では買えない特産品が即売されると、長蛇の列となりにぎわいを見せた。
屋外では飲食ブース設けられ、島の産物を活用した料理や飲み物などを販売。宮古牛やアーサなどを使った料理が人気を博した。
そのほか、ステージでは中高生によるダンスパフォーマンスなどが行われ、会場から大きな拍手が送られた。
平良から訪れた上地秀彦さんと好江さん夫婦は「産業まつりは何回か来ているが、JTAドームでの開催となってからは初めて。広くて気持ちが良い。姉妹都市のブースが毎回楽しみなのでもっと増えるとうれしい」と笑顔で話した。
産業まつりは宮古の産業が一堂に会した総合産業展で、基幹産業の農水産業をはじめ2次、3次産業を紹介し、消費者が地元産業に理解を深めるとともに、生産者が生産意欲を高めることを目的に開催している。