「税制改正に必ず入れる」/西銘恒三郎氏
下地島の空燃税軽減
下地島に建設中の「みやこ下地島空港ターミナル」を視察した自民党衆院議員の西銘恒三郎氏は24日、下地島を航空機燃料税(空燃税)軽減対象へ追加することについて「税制改正の中には必ず入れる」と述べ、前向きな姿勢を示した。下地敏彦市長の要請を受けて語った。
下地市長は、「下地島空港は今後、国内、国際線を含め飛行機の離発着が増えることが予想される。この空港を多くの人に利用してもらうためには、航空機燃料税が軽減されることは一つの大きなインパクトになる」と、要請の背景を説明した。
西銘氏は「航空機燃料税の軽減措置の対象として下地島を追加するよう要望を出している。この軽減は、成田-下地島間の一便でスタートするが、今後広がる可能性は、非常に大きい」と語った。
その上で、「今回、現場を見ているので、来週からの(自民党)税調の議論の中で必ず下地島が対象となるよう全力で頑張る」と述べたほか、「税制改正の中には必ず入れる」と力強く話した。
要請に先立ち、西銘氏は下地島空港管理事務所の上原正司所長から空港の概要について説明を受けた。また、下地島空港国際線等旅客施設整備・運営及びプライベート機受け入れ事業については下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎社長が報告した。
航空機の燃料にかかる税金を低くする空燃税軽減は、下地島空港への新規路線誘致に大きな影響を及ぼすとみられる。自民党税制調査会(税調)では今後、同空港を軽減対象に加えるかが検討される予定。宮腰光寛沖縄担当相も下地島空港の追加を要望しているという。