300人が笑顔の交流/地区障がい者フェス
ゲームやレクで盛り上がる
「共に築こう友情の輪」をスローガンに第34回宮古地区障がい者フェスティバル(主催・宮古地区社協連絡協議会)が24日、市上野体育館で開催された。会場には地域で生活する障がい者やその家族、中高生のボランティアら約300人が参加し、ゲームや舞台発表などを楽しみながら笑顔の交流で親ぼくを深めた。
主催者あいさつで、饒平名健次実行委員長は「このフェスを機会に多くの友情の輪を広げ、障がいの有無にかかわらず、豊かな共生社会の実現に向けて今後も活動を進めていきたい」と決意を示した。
参加者は輪投げやラダーゲッターなどのゲームを楽しんだほか、似顔絵コーナーでは完成した作品を見て「似てるねー」などと喜ぶ参加者の姿も見られた。
また、舞台発表では、参加団体が三線演奏や踊りなどを披露し、会場を盛り上げた。
そのほか、北中、下地中、佐良浜中、上野中、多良間中の生徒と少年野球チーム「上野オリオンズ」のナインがボランティアとして参加し、障がい者たちの楽しい時間をサポートした。
多良間中3年の清村裟彩さんは「良い経験になると思い参加した。きょうはみんなで楽しい時間を過ごしたい」と笑顔で話した。
同フェスは、障がいのある人も、ない人も互いに相互理解を深めながら、地域社会のノーマライゼーションを実現し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向ける機会とすることを目的に毎年実施している。