美しいハーモニーで魅了/新国立劇場合唱団
平一小で合唱公演
新国立劇場合唱団による合唱公演が27日、平良第一小学校(川上尚栄校長)で行われた。合唱団はさまざまな歌を女性の華やかな歌声と男声の力強い歌声の美しいハーモニーで歌い上げた。全校児童と合唱団による共演も行われ、児童は歌う上での注意点などについてプロから指導を受けた。
同公演には指揮者とピアノ演奏者各1人を含む32人の合唱団員が出演。最初に平良第一小学校の校歌を歌ったのに続き、民謡の「ソーラン節」や古謝美佐子さんの「童神」、交響曲第九番の第四楽章「歓喜の歌」、オペラ「椿姫」から「乾杯の歌」などを熱唱した。
児童との合同演奏では全校児童と合唱団メンバーが同校校歌と「歌よありがとう」を一緒に歌った。
指揮者の冨平恭平さんは、明るい表情で、姿勢を良くして、遠くを見ながら歌うときれいな声で歌えるとアドバイスした。
公演の終わりに児童を代表して砂辺涼介君(6年)が感謝の思いを述べるとともに「びっくりするほど1人の声が大きかったことや、30人の声が合わさると迫力があることに感動した」と語った。
同公演は文化庁の「文化芸術による子供の育成事業」として実施された。公演に先立ち月2日には冨平さんを講師に迎え合唱について学ぶ事前ワークショップも行われた。