県民投票2月24日実施/玉城知事発表
辺野古埋め立て賛否で
【那覇支社】玉城デニー知事は27日、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票について、来年2月24日に実施すると発表した。告示は投票日の10日前の2月14日。
県庁で会見した玉城知事は「投票を通して県民の意思を直接反映させることができる重要な機会となる。ぜひ投票に参加して、皆さまの意思を示していただくことを心から希望する」と述べた。
また、県民投票実施に対して、同意を保留している石垣市、宜野湾市、糸満市、うるま市に対しては、引き続き丁寧な説明を行い、すべての市町村で県民投票が実施できるように真摯に協力を求めていくとの考えを示した。
このほか、県民投票の意義については「今回の投票は県民の要請によって条例が定められたものなので、できるだけ多くの県民が参加して、その意思を示すことに大きな意味がある」と強調した。
今回の県民投票は、市民グループ「県民投票の会」(元山仁士郎代表)が条例制定を求める署名9万2848筆を集めて県に提出。10月26日の県議会で可決、成立した。条例では交付から6カ月以内の投票実施を定めている。投票は、辺野古埋め立ての賛否について「賛成」「反対」の2択で実施する。