諮問6件中3件を適合/市景観審議会が市に答申
宮古島市景観審議会(池田孝之会長)の庄司優副会長は29日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、22日付で下地市長から諮問を受けていた6議案について答申した。6件中、市の総合庁舎など3件を適合と判断し同意する一方で、残り3件は継続審議となった。
答申を受けた下地市長「大きく景観条例に抵触しているものについては(同意)できないということを申請者に知らせて再度検討するよう求めてくれた。申請者はそれに基づいて再度調整してくれるとありがたい。島の景観が損なわれないために審議会としての配慮もあったと思うので感謝している」と述べた。
同意を得たのは▽ブルーオーシャン宮古島▽久貝B棟新築工事▽市総合庁舎-の3件。「久貝」は色彩と緑化等に再調整を求めた上で同意するとし、そのほかの2件は原案同意とした。
一方、継続審議となったのは▽(仮称)伊良部島佐和田の浜プロジェクト▽オーシャンビュースカイⅡ新築工事▽池原マンションⅡ新築工事-の3件で、建築物の高さなどを問題として、再検討を求めている。
そのほか、最近は景観審議会への申請件数も多いことなどから、答申の補足として「今後の継続審議の案件については、答申の結果を配慮した案件について行うものとする」との見解をも示された。