11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2018年11月30日(金)8:56

13項目で「改善」報告/健康計画会議

医療関係者は統計に疑問


中間評価報告や関係団体の取り組みが報告された=29日、市平良保健センター

中間評価報告や関係団体の取り組みが報告された=29日、市平良保健センター

 2018年度の「健康増進計画推進会議~平均寿命最下位脱出プロジェクト~」(会長・下地敏彦市長)が29日、市平良保健センターで開かれた。行政、経済、医療、教育、マスコミの関係者が集い、各団体の取り組みを報告。同計画の中間評価報告では21項目のうち、13項目で目標達成や改善があったと示されたが、医療関係の委員からは「糖尿病など重症者は増えている。数字のマジックのような気がする」などと、統計を疑問視する声が上がった。

 策定時のベースライン値から改善し、中間目標を達成した項目は「改善・達成」。改善はしたが、中間目標は未達成の項目は「改善」に、悪くなった項目は「悪化」と評価した。

 改善・達成したのは▽平均寿命の延伸▽がん死亡率の減少▽メタボリックシンドロームの該当者・予備群の減少▽高血圧の改善▽糖尿病有病者の増加抑制-など10項目となった。

 一方、悪化したのは▽がん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん)の受診率▽脳血管疾患の死亡率▽特定健康診査の実施率▽糖尿病治療継続者の割合-など7項目だった。

 会議の冒頭、新委員に委嘱状が交付された。会長を務める下地市長は「計画の最終年度向けて、健康問題について再確認しよう。活発な意見をお願いしたい」と述べた。

 同会議では、08年から第一次計画、13年に二次計画が策定された健康増進計画(健康みやこじま21)の目標達成のため、議論を交わしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!