一般会計補正予算 13億円の増額提案
庁舎用地取得5億5000万円/市議会12月定例会が開会
宮古島市議会(佐久本洋介議長)12月定例会が5日、開会した。初日の本会議では下地敏彦市長が提出議案の提案理由を説明した。今定例会には一般会計を13億4759万円増額させる補正予算案、市総合庁舎建設用地を5億5000万円で取得することや、伊良部小中一貫校建設工事の契約金額を増額させることに議決を求める議案など計44件が提出された。
12月定例会に提案されたのは一般会計や特別会計などの補正予算案8件、条例を制定、改正、廃止する条例議案14件、指定管理者の指定13件を含む議会に議決を求める議決議案21件、任期満了に伴い新たな人権擁護委員を推薦することに意見を求める諮問1件。
一般会計補正予算案歳出には財政調整基金積立金10億7321万7000円や認定こども園運営費2205万3000円、県民投票管理費1382万3000円、重要野菜価格安定負担金1029万1000円などが計上されている。
条例議案では市特産品開発研修センター(城辺福里)と市上野トロピカルフルーツパークの施設使用料を設定する条例改正や、譲渡か撤去を予定している市バイオエタノール製造施設の設置、管理に関する条例の廃止案などを提案している。
議決議案では保健センターを併設する市総合庁舎建設予定地の国有地3万2849平方メートルを5億5000万円で取得することや、伊良部小中一貫校の校舎、体育館、武道場建築工事の一部設計変更に伴い工事請負契約金額を増額させること、市リサイクルセンター(仮称)プラザ棟建設工事請負契約を3億8691万円で締結することなどに議決を求めている。
指定管理の議案では市立体育5施設や市サシバリンクス伊良部、吉野海岸利便施設、市ふれあいの前浜海浜広場、保良泉ビーチなどの管理者の指定に議決を求めている。
初日の本会議で下地市長は議案の提案理由を説明し「慎重審議の上、議決をお願いしたい」と語った。
6日は提出議案に対する質疑や、先議案件となっている市総合庁舎用地取得の議案に対する討論、採決などが行われる。