文化活動たたえる/県文化協
池間さんらに協会賞
2018年度県文化協会賞の授賞式(主催・県文化協会)が8日、名護市民会館で開催された。文化活動を通して地域発展に貢献している個人や団体をたたえるもので、宮古地区からは功労賞に日本舞踊の池間りつ子さん、奨励賞に古典音楽太鼓の松堂亨さん、団体賞にはアイラナフラスタジオ(中松陽子代表)がそれぞれ授賞した。
3個人・団体ともに宮古島市文化協会(大城裕子会長)が推薦した。
池間さんは、宮古で初のバレエ教室を開設。その後、日本舞踊にも活動の場を広げ、54年の長きにわたり地域の芸能文化の振興に貢献した。
県内唯一、藤間流直接の流れをくむ指導者として後進の育成にも努め、日本舞踊の本格的で質の高い舞台を市民に提供している。
松堂さんは、市文化協会の文化祭・芸能祭をはじめ、各民謡協会の芸能祭やイベントなどに積極的に参加。太鼓を通して、後進の育成に努め古典音楽の普及と継承に貢献した。
2000年に特八流太鼓保存会に入門。11年には琉球古典芸能コンクール最高賞を受賞している。
アイラナフラスタジオは、宮古で初めて結成されたフラのサークル。市民総合文化祭や宮古祭りなどに毎年出演・参加しているほか、各種イベントでも華やかな踊りを披露して、フラの魅力を伝えながら普及に努めている。
市文化協会は「新しい文化の風を宮古島に吹き込んでいる」と紹介している。
授賞式では功労賞32人、奨励賞29人。団体賞19団体にそれぞれ賞状が授与された。