自然環境の大切さ実感
サガリバナ群生地で観察会/宮古島環境ク主催
宮古島環境クラブ(下地邦輝会長)主催の第2回池の植物観察と挿し木・取り木の教室が22日、添道サガリバナ群生地で開かれた。下地会長が講師を務め、サガリナナのほか同地区を流れる水路で見ることができる植物などを紹介した。
観察では参加者がサガリバナ群生地を歩きながら、サガリバナやタイワンアシカキ、ヒメガマ、ホテイアオイ、ケミズキンバイなど群生地と水路で見ることのできる植物を観察した。
下地会長はここにあるサガリバナには、遊歩道に沿って植樹されたもののほか、自生しているものもあることを紹介。自生しているものは津波で流されて来て根付いたのではないかとする自身の見解を説明した。
植物の紹介と併せて、同地区には多くのごみが不法投棄されている現実も説明。どうすればなくすことができるのか、みんなで考えてほしいと呼び掛けた。
観察後は枝から苗木を作る取り木や、挿し木のやり方が紹介された。
1歳9カ月の娘と参加した下地望さん(27)=平良=は「これまでサガリバナのライトアップをしている時期にしか来たことがなかったが、違う時期に来ても楽しめることが分かった。夜だと暗くて見えないごみ問題も知ることができ勉強になった」と感想を語った。